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荒金さとみの試論
荒金さとみの試論

ごあいさつ

2019/12/05

このたび、Tran Picture 管理人様よりお誘いをいただきコラムを書かせていただくこととなりました荒金さとみと申します。SNS やイベント、TV や AV などでボクのことをご存知の方もいることかと存じますが、こちらでもどうぞよろしくしてあげてください(^ω^)

このコラムを始めるにあたって、いろいろ考える面もありました。某大手のニュースサイトでは上から目線で独断的なコラムや押しつけがましいコラムも多く、記事を読んでいてイライラすることもあったので、そんなふうな筆者になるぐらいなら、はじめから書かないほうがマシだなどいろいろと考えさせられました。

多様なセクシュアリティのあり方を認め合うために「性の多様性」という言葉があるように、人それぞれの考え方があり、言うまでもありませんがボクの考えがすべて正しいとは限りません。なので、このコラムでは、あくまで私論≒試論として、自分が歩んできた人生が少しでも誰かの助けになり、誰かの人生の近道になれればという願いを込めて書かせていただこうと思います。

 

ちなみに中の人はTwitterの「荒金さとみ」と変わりません(笑)。しばらく取材やイベントやらで忙しくブログにすら手をつけれていませんでしたが、忙しいにもかかわらずTwitterだけは文章で語れることに気づきました。

しかしTwitterは140文字の制限があり、『短すぎる』と感じていたところ、管理人様よりこちらのコラムに載せていただけるとのお話をいただけたので文章を書けるうちは頑張らせていただきたいと思っています。

 

 

コラムの理念

さて、コラムのタイトルバナーに「荒金さとみの“試論”」とつけたのにはいろいろと理由があり、ニューハーフやドラァグクイーンや男娼にちなんで歴史的な「史論」や「私論」でもよかったのですが、LGBT の話題に限らず「生きやすさ」についてボク自身もコラムを書きながら真剣に吟味しようと思ったのでこのタイトルにしました。

『誰でもない。自分らしく生きたほうが人生はこれまでの何倍も楽しくなる。』

サブタイトルについては、ただの綺麗事のように思われるかもしれませんが、ボクがこれまで社会に出て感じてきたこと、幸福への近道を一言に凝縮しているため直感的な意味も含めてご理解いただけると幸いです。

会社(とくに産業)に従事して二面性をもつ女装子だと気づく方もいるかもしれませんが、現代社会では仕事面ばかりを評価され、その他の人間的個性的な面を評価されず疎外されている現実があります。

こんなことを書くと経営陣だけでなく富の蓄積を引き合いにカルバニストやニヒリストたちからモロに反感を買ってしまうかもしれませんが、仕事という割り切りで働く現代社会には「人間疎外(外部リンク wikipedia 人間疎外)」や「マルクス疎外論(外部リンク wikipedia 疎外)」はよく当てはまるでしょう。

ボクも会社で転勤を繰り返して新しい人間関係を作り直しては別れ、自分という時間の大半を犠牲にしながら給料をもらってきました。

そしていつしか『会社のために一生懸命働いて帰って寝るだけの生活で何も残せず何も表現できずに一生を終えてしまうのではないのか』という疎外感を感じるようになりました。ボクみたいな疎外を感じている人は世の中には少なからずいると思いますが、サラリーマンだったころネットで活躍する女装子を見て『この人たちは自分という存在を確立して生きている』と痛いほど感化させられました。

それから上京して早三年、ネットのおかげで人生が180°変わりましたが、この「疎外」と「主体性」を現象として身近に感じることができたからこそ人生をただ漠然と生きるのではなく、自分も楽しみながら人生の楽しみ方を論理的に模索しようと決めました。


『自分らしく生きる』のはとても難しいことです。

マスメディアの影響で「インスタ映え」という造語が現れはじめた昨今、自己顕示欲だけ自分というものをいかに表現してよいのかがわからず高級料理店でパパ活をする女子をよく見かけます。 

しかし、『自分らしく』自分を表現しながら生きるのはそう簡単なことではなく、男や女、芸能人や誰かの真似ではなく人生を主体的に楽しめていなければ『自分らしく』はないのです。サブタイトルにはそんな気持を込めて、『自分らしく生きたほうが人生はこれまでの何倍も楽しくなる。』という一文を付け加えました。

サイト「Tran Picture」について

思うこと ここまでが自分の紹介ばかりになってしまいましたので、サイト様のご紹介も兼ねて書かせていただきます。

「Tran Picture」は全国のニューハーフ・男の娘・女装子・ドラァグクィーンなどのデータベースという名目ですが、ただの広告サイトと違って、個人のプロフィールを載せて女装業界の活性化を目指す素晴らしい試みをされているサイトだと思います。このサイトの管理人様に共感できた部分としましては個人の主体性を大切にしておられ、AV 女優や風俗店に在籍している娘と一般職で働く娘とを両者差別なく同じサイトに掲載して宣伝してくださることです。

余談ですが、N 国党 HP(NHK をぶっ壊す! | NHKから国民を守る党公式サイト)の衆院選特設ページのプロフィールが風俗店っぽくなったとき世間では批判が相次ぐ中、ボクは少しばかり嬉しく思いました。風俗嬢として嬉しく思ったわけではなく、会社でマネージメントをする仕事人として嬉しく思いました。

先にも書きましたが、仕事面だけ評価され個人としての魅力的な部分が疎外された社会で既存の福利厚生とは別に“輝ける場”は絶対に必要だと思ったのです。ボクが大手企業からアダルト業界へ転職したのもそれが理由ですが、いかに会社に貢献し役職に就き有価証券報告書に名前が載ったところでそれほど嬉しくはありません。

なぜなら、仕事人として評価されているだけでアイドルのように輝けてはいないからです。贅沢な願望だと思いますが、ボクはそういう煌びやかな要素も求めていました(笑)。そんな願望を影ながら叶えてくれるサイトが「Tran Picture」だと思います。

Twitter だけでなく、このサイトのプロフィールで繋がりを見つけてイベントに参加したりファンを増やしたり、社交的な面をフォローしてくれるサイトだと思っています。

長くなってしまいましたが、もしネタ切れを起こしたときは LGBT とは全く関係のない話題についても取り上げることもあると思います。たとえば、『クラブイベントの楽しみ方』『ケータイ格安 SIM はどこが一番オススメか』など、どーでもいい話題も扱いますが温かい目で見守っていただけると幸いです。

荒金さとみの試論
著者:荒金さとみ
会社でひっそりと女性として埋没していた性同一性障害当事者(MtF)でしたが、 女装することのできる今の性別を活かしたほうが『人生はこれまでの何倍も楽しくなる』と思ったので会社を退職しオトコノ娘モデルとして活動をはじめました。 現在は AV 女優になる夢を叶え、イベント・執筆・撮影モデルとしても活動中。
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